試し、受け止め、つながる。自分をひらく冒険へ。
私たちは、環境に適応する力を持っています。ボタンひとつで快適な温度に調整できる部屋、好きなことだけを選んで過ごせる日常、
そんな暮らしの中で、いつの間にか何か手をかけて行うことが「めんどくさい」「つまんない」「いやだ」ということに変わっていく。
そして、知らず知らずのうちに、楽しいことは限られたものになっていませんか?

でも、楽しさって、本当はもっと広がっているもの。
世界は、思っているよりもずっとおもしろい。

一度、外へ出てみよう。大地の上で寝てみよう。
そこには、眠っていた感覚がよみがえる瞬間があります。
風が肌をなでる心地よさ。
焚き火のあたたかさと、煙の匂い。
土の感触、虫や木々の奏でる音。
それらは、頭で考えたり、説明したりするものではありません。
ただ、その場にいて、全身で受け取るもの。
ブッシュクラフトは、自然と調和しながら生きること。
焚き火を起こし、ナイフを使い、ロープを結び、シェルターをつくる。
それらは、繰り返し練習すれば誰でもできるようになります。でも、技術だけでは足りません。
本当に大切なのは、自然の圧倒的な力と向き合い、受け入れること。

それは、戦うことでも、克服することでもない。
ただそこに身を置き、ありのままの自分で存在すること。
そして、起こる出来事や感情をジャッジせず、ただ観察し、受け止めること。
それは簡単なことではありません。
「寒い」「汚れる」「思い通りにならない」。
最初はそう思うかもしれません。
でも、その先には、今まで気づかなかった広がりがあるのです。
なぜ、ブッシュクラフトなのか?
便利なものや快適さだけに囲まれていると、
世界はどんどん狭くなっていきます。
一度、自然の中で過ごしてみてください。
大地の上に寝る。壁のない夜を体験する。自然と直接、関わる。
それだけで、今まで見えなかったものが見えてくるはずです。
ブッシュクラフトは、サウナのようなもの。
わざとストレスのかかる環境に身を置き、そのあと、体と心を整える。
ふかふかのベッドも、一流の料理も、温泉もない。
でも、大地が、風が、火が、あなたを力強く整えてくれます。

勇気をもって、飛び込んでみてほしい。
Japan Bushcraft Schoolの川口拓さんから学び、軽井沢風越学園でKAIさん(甲斐崎博史さん)が子ども向けのアドベンチャープログラムとして形にしたブッシュクラフト。
昨年は軽井沢風越学園、大日向小学校でも実施しました。
そして今回、近隣の教育委員会(御代田町)の後援を受け、地域の子どもたちにも広報できることになりました。3月の親子キャンプでは、最低気温マイナス5度の中、全国から親子が集まります。
岩手、仙台、山梨、神奈川、埼玉。3歳〜11歳の子どもたちと、その親たち。
その次は、4月5日・6日、新学期直前のキッズキャンプです!
興味があるなら、少しでも気になるなら、「えいっ」と申し込んでみてください。
そこから、新しい自分との出会いが始まります。

試し、受け止め、つながる。
自分をひらく冒険へ。
その一歩を踏み出すあなたに会えるのを、心から楽しみにしています。


